フィラリア症
フィラリア症について

フィラリア症という病気はご存じの方も多いと思いますが、蚊によって伝染する寄生虫が起こす病気です。
フィラリアをもった蚊に刺されることで感染し、心臓の中に長いそうめんのような虫が寄生する事で心不全の状態となり、咳や腹水などの症状を起こします。重度になると血尿や喀血などを起こして、最終的には亡くなってしまいます。
近年は予防薬が普及したことで数は減少しているものの、能登では毎年フィラリア症にかかる例がまだあります。
フィラリア症は予防のお薬を正しく飲ませることで100%感染を防ぐことができる数少ない病気なので、しっかりと予防されることをおすすめします。
予防薬の正しい投与時期
正しい投与方法
正しい投与方法

投与期間は蚊が出始めて1か月後から投与を始めて、蚊がいなくなった1か月後にシーズン最後の投与を行うのが基本です。
間違った投与方法
誤った投与方法①
※蚊の出ている時期に飲ませているパターン

誤った投与方法②
※投与回数が足りないパターン

途中で多少投与期間が伸びてしまったり、1回のみ忘れてしまったという程度であれば、ほとんどの場合は問題無いのですが、最後の投与が非常に重要なので、注意しておいてください。
※蚊は気温が15℃を超えてくると吸血を開始しはじめます。(能登地方では10月末まで感染の可能性があります。)
フィラリア症の検査方法
と予防薬について
検査方法
血液検査
今まで全くフィラリアの予防をしていない場合や予防の回数が足りない場合、万が一フィラリアにかかってしまっている状態で、何の対策も無くフィラリア予防の薬を飲んでしまうと、ショック症状を起こして泡を吹いて倒れてしまう事もあります。
このようなことを防ぐために、フィラリア感染を調べる血液検査があります。
血液検査は採血後5分程度で結果が出ます。
フィラリア抗原検査; 1,800円(+税)
予防薬の種類について
飲み薬(おやつタイプ、錠剤)
体重 | 税込価格(1ヶ月分) |
---|---|
~5kg | 900円 |
5kg~10kg | 1,100円 |
10kg~20kg | 1,500円 |
20kg~40kg | 1,700円 |
注射薬(1年間持続)
体重 | 税込価格(1年分) |
---|---|
~2.5kg | 4,000円 |
2.5kg~5kg | 6,500円 |
5kg~10kg | 8,000円 |
10kg~20kg | 11,000円 |